
1. 医学生による講義

医学生からは、がんの予防と生活習慣の関係について、より具体的な説明がありました。がんは日本人の死亡原因として大きな割合を占めており、誰にとっても身近な病気であることを踏まえ、自分の生活を見直すことの大切さが強調されました。
特に、飲酒や喫煙、食生活などの生活習慣ががんのリスクに関わることから、将来周囲に流されるのではなく、自分で判断して行動することが重要であると伝えられました。また、適度な運動や体重管理など、日常生活の中でできる予防の積み重ねが大切であることも説明されました。
さらに、健康診断やがん検診を受けることの重要性についても触れられ、早期発見と発見が遅れた場合では、その後の経過や生存率に大きな差が出ることが示されました。生徒に対しては、今後の生活の中で「できることから始める」という意識を持ってほしいと呼びかけがありました。
主なポイント
- がんは日本人の死亡原因として大きな割合を占める。
- 飲酒や喫煙、食生活などの生活習慣がリスクに関係する。
- 周囲に流されず、自分で健康行動を選択することが大切である。
- 運動や体重管理など、日常の積み重ねが予防につながる。
- 健康診断・がん検診による早期発見が重要である。
2. がん経験者による体験談

がん経験者の高木さんからは、食道がんの経験をもとに、診断から治療、現在の生活に至るまでのお話がありました。講師は約14年前に進行した状態でがんが見つかり、手術や治療を経て現在も生活を続けていることを紹介されました。
講演では、がんは単に治療して終わる病気ではなく、その後の生活にも大きな影響を与える病気であることが語られました。実際に、手術によって体の構造が変わり、食事の仕方や体調管理などに注意が必要となるなど、日常生活にさまざまな変化が生じたことが説明されました。
また、診断後には強い不安や戸惑いがあり、その不安は治療後も完全になくなるわけではないこと、長期にわたり向き合っていく必要があることが伝えられました。その中で、同じ経験をした人との交流や情報共有が大きな支えになったことも紹介されました。
さらに、がんは人にうつる病気ではないことや、遺伝や生活習慣など複数の要因が関係していることについても補足説明がありました。最後に、生徒に対しては、がんを正しく理解し、将来に向けて自分の健康や周囲の人への思いやりについて考えてほしいというメッセージが伝えられました。
主なポイント
- がんは治療後も生活に影響を及ぼす病気である。
- 手術や治療によって日常生活に変化が生じることがある。
- がんと診断された後も不安と向き合い続ける必要がある。
- 同じ経験をした人とのつながりが支えになる。
- がんは感染する病気ではない。
- 正しい理解と周囲への思いやりが大切である。
3. 生徒の反応・学び

授業では、生徒たちは講義と体験談の双方に真剣に耳を傾けていました。がんが生活習慣と関わりのある身近な病気であることや、早期発見の重要性について理解を深める様子が見られました。
また、がん経験者の話を通して、治療後の生活や不安、周囲の支えの大切さについて具体的に考える機会となりました。
授業全体を通して、生徒たちは自分の生活習慣を見直すことの重要性とともに、病気の人に対して思いやりをもって接する姿勢について学ぶことができたと考えられます。
- 実施校
- 品川区立大崎中学校(東京都品川区)
- 参加学生
- 横浜市立大学1年、がん経験者
- 実施日
- 2026/2/18
- 対象
- 中学2年